ごみ発電
[ ゴミハツデン ]
廃棄物(ごみ)の焼却によって発生する熱を利用して発電を行うこと。2001年現在、日本国内での発電能力は119万KWで、電力会社への売電もある。
通常、廃熱ボイラーで蒸気を発生させ、蒸気タービンで動力をとり出して発電機をまわすが、現実にはいくつか問題点もある。(1)焼却炉燃焼ガス中に腐食性物質が含まれるため、蒸気温度の上昇には限度がある、(2)燃焼状況の変動が大きく蒸気発生量も変動するため、安定的な電力供給ができない、(3)事業用発電とくらべてはるかに小容量であり、発電原価が割高となる。
このため、ごみ焼却炉の廃熱ボイラー汽力発電とガスタービン発電を組み合わせた複合発電システムが開発されている。