ほ場整備
[ ホジョウセイビ ]
農地の区画整理を中心に、農業用水路、農道など農業生産基盤の面的な改良を一体的に行う事業。機械化営農への対応などのため、農地排水を良くする必要性から、排水路敷高が事業前より低くなり、直線化、コンクリート化された。この結果、農業用水路に生息する魚類などの生息環境や、水路から水田に侵入してきていた魚類のネットワークの劣化を招いた面も否定できない。土地改良法が改正され(2001)、「環境との調和への配慮」が事業の実施原則となったことから、生態系保全型のほ場整備の取り組みが各地で始められている。