アサリ

[ アサリ ]

解説

マルスダレガイ目マルスダレガイ科の二枚貝。日本では北海道から九州まで、また国外では朝鮮半島中国沿岸に分布する。重要食用貝。潮間帯中部から水深10mの砂礫泥底に生息する。殻長4cm、殻高2.7cm。殻表は布目状で模様は様々。入水管から呼吸のために取り込む海水中のプランクトンやデトリタス(有機懸濁物)などを濾過して食べる。
近年、その濾過食性による水質浄化作用が注目され、各地で浅海域の水質浄化に利用されている。干潟面積の縮小などに伴い、近年では資源量が減少している。
同属に房総半島以南から東南アジアに生息し、やや小型のヒメアサリがある。

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