イヌイット北極周辺地域会議

[ イヌイットホッキョクシュウヘンチイキカイギ ]

解説

「北極の環境保護戦略」(AEPS)を具体化するため、北極における最初の政府間組織で、1996年に発足した。単に「北極会議」と言われる場合もある。
北極地方にある固有の民族の組織と共に、8つの北極の政府が共通に重要な問題を議論する公開討論会を持っている。
人為的な温室効果ガスの排出による地球温暖化は、北極圏におけるイヌイットの社会や文化にすでに深刻な影響を及ぼしており、今後その劇的な変化は増加していくと予測されているため、北極会議はイヌイットの人々の利益を主張し、アラスカ、カナダ、グリーンランド、ロシア極東地域など住むイヌイット155,000人がアメリカ政府に対し温室効果ガスを減らすよう働きかけている。

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