カルタヘナ法

[ カルタヘナホウ ]

解説

遺伝子組み換え生物等(LMO/GMO)による生態系や健康への影響を防止するため輸入や使用などを規制する法律。「カルタヘナ法」と略称される。生物多様性条約に基づく「バイオセイフティに関するカルタヘナ議定書」(通称名、カルタヘナ議定書)を国内で実施するための国内法として制定され、2004年2月19日から施行されている。法律では、遺伝子組み換え生物等の一般使用や輸入など環境中への拡散を防止しないで使用する場合(第I種使用)の事前承認・届出の義務、研究や産業など環境中への拡散を防止して使用する場合(第II種使用)の安全措置、輸出の際の相手国への情報提供、主務大臣による輸入立ち入り検査、回収・使用中止命令などを定めている。

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