グリーン・ツーリズム

[ グリーンツーリズム ]

解説

緑豊かな農山漁村地域において、その自然、文化、人々との交流を楽しむ、滞在型の余暇活動の総称。
都市住民の自然・ふるさと志向とこれに対応して豊かなむらづくりを進めようとする農山漁村の動き、特に、都市と農山漁村の交流を求める動きを背景として、農林水産省が主導。
1995年には、農山漁村滞在型余暇活動に資するための機能の整備促進措置、農林漁業体験民宿業の登録制度による農山漁村滞在型余暇活動の基盤整備措置など、グリーンツーリズムをハード、ソフトの両面から促進、支援するための法律(農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律)が制定された。
農業体験、農山漁村地域の自然体験、農山漁村地域の生活体験など、農山漁村が育んできた自然、生活・文化のストックを広く都市の人々に開放し、「ゆとり」や「やすらぎ」のある人間性豊かな余暇活動を提供するとともに、農山漁村地域の自然環境の保全や生活・文化基盤の充実、新たな産業の創出による若者の定住促進など、農山漁村地域の活性化を目指した活動が各地で展開されている。なお、欧州では農村に滞在しバカンスを過ごすといった余暇の過ごし方が、古くから定着している。

詳細解説

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