コミュニティ開発炭素基金
[ コミュニティカイハツタンソキキン ]
地球温暖化防止への取り組みの一環として、世界銀行が設立した3つの炭素基金のひとつである。他に、BCF、PCFがある。
2002年9月、ヨハネスブルグサミット(WSSD)で世銀と国際排出権取引協会と共同で1億ドルの基金を発表した。CDCFはCDMのスモールスケール版とも言われ、途上国の小規模プロジェクトやすべての途上国の農村地域におけるプロジェクトに対し、温暖化ガス排出削減のための資金を提供することを目的としている。また、重要でかつコミュニティ開発の恩恵が測定可能である再生可能エネルギー、省エネ、ごみ再生エネルギー、農業森林(アグリフォレストリー)などのプロジェクトに重点を置くこととなる。基金目標額は1億ドル(約118億円)。カナダやイタリア、オランダの各政府と日本などの企業が拠出を決めた。基金への出資者は、炭素排出量削減による炭素排出削減クレジットを得ることになる。