センス・オブ・ワンダー

[ センスオブワンダー ]

解説

アメリカ人、レイチェル・カーソン(米国の海洋生物学者・作家、1964没)が書いたエッセイのタイトルに使われたことがきっかけとなり、その後、環境教育(特に自然体験型環境教育)をはじめ、幼児教育などさまざまな分野で支持され、重要視されるようになった概念。
『沈黙の春』(1962)で環境破壊に警鐘を鳴らし、大きな反響をおこしたカーソンは、姪の息子、ロジャーとともに海辺や森を探索した経験をもとにこのエッセイを執筆した。
「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目をみはる感性)」こそ子どもにとって重要であるというカーソンの言葉は、自然体験を核とした環境教育の原点として、多くの人たちから支持され、折りにふれ強調されるものとなっている。また、同書の「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない(It is not half so important to know as to feel)」というフレーズも、自然型環境教育の分野などで殊に有名となり、しばし引用されている。

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