[ タイガ ]
シベリアの内陸部に発達するエゾマツやトドマツなどの針葉樹を主体とする森林。北緯70度から50度、年平均降水量約250mmという乾燥気候の地域に成立した森林で、地下に永久凍土層をもつこともあり、南部では広葉樹も混交する。最近は、地球温暖化防止のための炭素吸収源としても注目されているが、一方で合板材原料やシベリア開発などのために大規模な伐採にさらされている。