ハロン

[ ハロン ]

解説

フロンのうち臭素を含むものは、ハロンともいう(フッ素、塩素、臭素などは「ハロゲン元素」と呼ばれる)。そのうちハロン1301、ハロン1211、ハロン2402はモントリオール議定書で附属書Aのグループ2に位置付けられ、1994年までに全廃とされた。
対流圏では安定で寿命が長いが、成層圏に達すると分解して臭素原子を放出する。成層圏の臭素は、塩素と比較すると、1原子当たり30〜120倍のオゾン層破壊力があると考えられている。
ハロンは元来軍事用に開発され、戦時中に戦車などの消化剤に使われ、現在は小型消火器や自動消火器に用いられている。

詳細解説

EICネット 環境用語集