ファクター4
[ ファクターフォー ]
資源生産性(資源の投入量当たりの財・サービスの生産量)を4倍にすること、言い換えれば、同一の財やサービスを得るために必要な資源やエネルギーを4分の1とすること。その実現により、豊かさを2倍にし、天然資源の浪費などの環境負荷を半減できるとする。環境効率の指標のひとつ。
1992年にローマクラブのレポートである「第一次地球革命」で提示され、1995年のエイモリー・B・ロビンスらによる報告書で広く紹介された。同報告書には太陽エネルギーを利用する住宅や高効率冷蔵庫、省エネ型コンパクト蛍光灯など50の事例が挙げられている。資源効率性を表すファクターX(エックス)のうち、シュミット=ブレークが提唱したファクター10と並び有名。