フェア・トレード

[ フェアトレード ]

解説

「公正な貿易」を意味し、途上国の農産物や製品を、市場価格よりも高い適正な価格で、継続的に購入することで、途上国の人々を支援することを目指す取組み。オルタナティブ・トレード(Alternative Trade)とも呼ばれる。途上国の持続可能な開発を促進するため、環境に配慮した生産方法を推奨し、より高い報酬を支払うといった配慮もなされている。
フェア・トレード運動は、1960年代にヨーロッパを中心に広がり、「援助より貿易を」というスローガンの下で発展してきた。日本でも、1980年代から、フェア・トレードに取り組む団体やフェア・トレード商品を扱う店が徐々に増えてきている。今日では、フェア・トレード商品を消費者に識別してもらうために、一定の基準を設け、ラベル表示を推進する国際的な団体(FLO(Fairtrade Labeling Organizations International)など)もある。

詳細解説

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