世界遺産の保全
[ セカイイサンノホゼン ]
「世界遺産条約」(正式名称:世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)が1972年に採択され、保護を図るべき「世界遺産」をリストアップし、締約国の拠出金によってつくられた世界遺産基金によって、保護対策の支援をすることとしている。
日本は、1992年に条約に加入しており、世界遺産の登録については、世界遺産条約関係省庁連絡会議において政府としての推薦を決定した後、外務省を通じ、UNESCO(国連教育科学文化機関)世界遺産センターへ推薦書が提出される。その後、世界遺産委員会において、世界遺産一覧表への登録の可否が決定される。
世界遺産は「文化遺産」、「自然遺産」、「複合遺産」に分類される。現在、世界遺産リストに登録された文化遺産は611、自然遺産は154、 複合遺産は23の総計788(2005年6月現在)。日本では、文化遺産として「法隆寺地域の仏教建造物」、「姫路城」、「古都京都の文化財」、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」、「原爆ドーム」、「巌島神社」、「古都奈良の文化財」、「日光の社寺」、「琉球王国のグスク及び関連遺跡群」、「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されている。また、自然遺産としては「屋久島」、「白神山地」の2箇所のみの登録であったが、2005年7月に開催された世界遺産委員会において「知床」が新たな自然遺産として登録されることとなった。