保護林

[ ホゴリン ]

解説

広義には、手を加えず自然のままに残しておくことが制度的に定められた森林を言う。日本ではさまざまな制度に基づき、様々な名称の保護林(地域)が設けられているが、一般的には、国有林野事業の保護林制度に限定して使われることが多い。
国有林野事業の保護林制度は1915年に設けられ、1991年に現在の制度に改められている。具体的には、(1)森林生態系保護地域、(2)森林生物遺伝資源保護林、(3)植物群落保護林、(4)特定動植物生息地保護林、(5)特定地理等保護林、(6)郷土の森から構成されている。2000年4月現在で817箇所、523千haが指定されている。

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