欧州気候変動プログラム

[ オウシュウキコウヘンドウプログラム ]

解説

2000年6月に設立された、京都議定書の実施に関するEU(欧州連合)の戦略に必要な要素を特定し、発展させることを目的とした組織。略称ECCP。ECCPには委員会、加盟国の代表の他、産業界、環境団体の代表も参加している。
ECCPの第1フェーズ(2000-01年)では柔軟性措置、エネルギー、輸送、産業に焦点をあわせ、よりコスト効果の高い温室効果ガス削減手法を提案している。2001年6月にはこれら提案がECCP報告として公表され、京都議定書に基づいてEUが削減しなければならない二酸化炭素の2倍の量を削減できるはずであるとしている。
第2フェーズ(2002-03年)で、は第1フェーズで提案した事項の実施の促進、支援のため、その進捗状況を調査しており、2003年6月にはその報告が公表されている。また、吸収源としての農業、森林、再生可能エネルギーによる熱供給についても調査を行っている。

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