汚濁負荷量

[ オダクフカリョウ ]

解説

水環境に流入する陸域から排出される有機物や窒素、リン等の汚濁物質量をいい、総量規制や廃水処理設備の設計の際に用いられる。一般的には、汚濁物質の時間あるいは日排出量で表わし、「汚濁負荷量=汚濁濃度×排水量」で計算する。
工場や事業場などからの排水については、濃度による規制が多いが、たとえ濃度が小さくても排出量が大きければ環境に与える影響は大きくなるため、通常環境への影響を推定する場合は汚濁負荷量を用いる。
算出された汚濁負荷量から環境浄化のための削減負荷量を逆算でき、総量規制をかけることができる。

詳細解説

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