炭素隔離

[ タンソカクリ ]

解説

発電所やその他の工業プロセスにおいて発生する二酸化炭素を回収、輸送し、長期にわたり安定に貯蔵すること。
貯蔵に関しては、地下の帯水層への隔離や枯渇した油田へ注入して採油を増進するなどの地中隔離法、気体状態で海洋中へ溶解させる、または液体状態で海底に貯留するなどの海洋隔離法がある。
代表的な温室効果ガスである二酸化炭素の排出に対する技術的解決法として研究されており、IPCCでは炭素隔離技術特別報告書を作成している(2007年完成予定)。一方、コストや生態系への影響、隔離された二酸化炭素の安定性などに関する議論もある。

詳細解説

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