焼却灰
[ ショウキャクバイ ]
廃棄物を焼却した後に残った灰をいい、灰分と未燃分を合せたものである。焼却炉の炉底から排出される焼却残留物(焼却灰)と集塵装置、ボイラ、ガス冷却室、再燃焼室などで捕集された煤塵(飛灰)の混合物を焼却残滓というが、この場合の焼却灰は、可燃物の灰分、不燃物・可燃物の燃え残り、すなわち未燃分とからなっている。
また一般に、廃棄物焼却後残ったものの総称を、燃えがらまたは、たんに残灰ともいう。発生割合は、廃棄物の種類によって大きく異なるが、都市ごみからの焼却灰は、ドライで10%、ウェットで20%前後生じると言われている。