燃え殻

[ モエガラ ]

解説

焼却施設から排出される焼却残渣の総称。
電気業、パルプ・紙・紙加工品製造業、化学工業などで、火力発電所の石炭ボイラーから発生する石炭がら、灰かす、炉清掃掃出物等が代表的なものである。
石炭灰は、道路路盤材・土壌改良材・下水処理剤・融雪促進剤などに再利用される。
廃棄物を焼却して得られた焼却灰は、通常、焼却残さ、燃えがらなどと呼ばれるが、法律上は産業廃棄物に固有の用語である。もっとも、「一般廃棄物であって熱しゃく減量5パーセント以下に焼却したもの」は燃えがらにほぼ相当する。なお、集じん装置に捕捉されたものは、ダスト類として別の産業廃棄物に分類されている。

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