石油代替エネルギー
[ セキユダイタイエネルキー ]
石炭や自然エネルギ−など石油に替えて利用できるエネルギ−の総称。
日本は石油資源のほとんどを海外に依存しているため、石油ショック以降、石油代替エネルギーへの転換が大幅に進められてきた。通商産業省が進めている「サンシャイン計画」では石炭ガス化・液化技術、水素の製造・利用技術から、太陽エネルギー及び地熱エネルギーといった自然エネルギーの利用技術まで幅広い方面で新しいエネルギー技術の研究開発が行われている。また、地球温暖化対策の見地から石油よりもクリーンなエネルギーへの転換が求められている。
総合資源エネルギー調査会で平成13年6月に「長期エネルギー需給見通し」の見直しが行われ、2010年までに石油依存を45%まで低下させ、石炭、天然ガス、原子力エネルギーへの転換を進めていくことを目標としている。また、平成14年3月に経済産業省と資源エネルギー庁により「石油代替エネルギーの供給目標について」が発表され、11月に「石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律」が改正された。