[ フクゴウオセン ]
2種類以上の汚染物質が共存して、人の健康や生活環境に相加的、相乗的な影響を及ぼすこと。作家・有吉佐和子(1931〜1984)が、朝日新聞紙上で1974年10月〜1975年6月にかけて連載した小説(その後、新潮社より発行)『複合汚染』は、さまざまな毒性物質の複合汚染の実態とそれを生み出す構造について告発・警告し、大きな反響を与えた。