重油流出事故

[ ジュウユリュウシュツジコ ]

解説

過去の大きな重油流出事故には、1978年のアモコ・カジス号による英仏海峡一帯を汚染した事件、1989年に起きたエクソン・バルディーズ号によるアラスカ湾での汚染事件、また1997年に日本海沖で起きたナホトカ号事件などがある。いずれも大型タンカーの事故による重油の流出事件であり、大きな被害を引き起こした。
流出した重油は、海鳥などの海棲動物に付着して体温や体機能を低下させ、また揮発性成分や油分そのものの摂取等によって中毒を起こすなど、さまざまな影響を及ぼす。
特にエクソンバルディーズ号事件の場合には流出した42,000トンの原油により魚類、鳥類、海獣等に大きな被害を与え大きな反響を呼んだ。この事故を契機として、1990年に開かれた国際海事機関(IMO)総会において「油による汚染に関わる準備、対応及び協力に関する国際条約(OPRC条約)」が採択された。

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