【環境省】2005.05.31 発表
環境省は平成17年度に実施する「環境技術実証モデル事業」のうち、非金属元素排水処理技術分野(ほう素等排水処理技術)の実証試験実施機関として、千葉県を選定したと発表した。
環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
今回の実証評価は17年3月に決定した「非金属元素排水処理技術分野(ほう素等排水処理技術)実証試験要領」に基づいて行われる予定。
評価対象となっている非金属元素排水処理技術とは、旅館の温泉排水、あるいはめっき・金属加工業のめっき廃液中に含まれるほう素含有排水を、イオン吸着、凝集沈殿などの方法により適切に処理する技術・装置のこと。
「実証試験要領」では温泉排水とめっき廃液では、排水量や排出パターン、ほう素濃度が異なることから、それぞれの排出源について目標水質を別々に設定。技術開発者は開発技術にあった目標水質を選択して実証試験結果に明記するとしている。
千葉県はこの技術の実証評価にあたって、(1)組織・体制、(2)技術能力、(3)公平性、(4)公正性、(5)実証試験の品質管理の上で要件を満たしていると判断され選定されたもの。今後は実証機関により実証対象技術の公募が行われる予定。【環境省】
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