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【気象庁】2005.05.31 発表

黒潮の大蛇行、今後数か月間さらに継続の見込み

 気象庁は2005年5月31日、本州南方海域の黒潮大蛇行が、今後数か月間さらに継続する見込みであると発表した。
 黒潮の蛇行は04年7月に14年ぶりに発生し、現在も継続。これまでの事例でも大蛇行が発生した場合には1年以上持続するケースがあったという。
 ただし04年7月時点の黒潮は、和歌山県潮岬南方で著しく離岸し、静岡県の遠州灘沖で東へ移動していたのに対し、05年5月下旬時点には、蛇行部分がこれより100キロメートル程度東に移動。御前崎南方の北緯31度・東経138度付近まで南下し、伊豆諸島付近を北上している。
 黒潮の流れが大蛇行型になると、黒潮の蛇行している部分と本州南岸との間に下層の海中から冷たい水が湧き上がるため、冷水塊が発生し漁場形成などに大きな影響を与える。
 なお気象庁は大蛇行開始前の04年6月に、黒潮の流れが最南下した時期に海面水位も最も高まるという過去の観測例から、「黒潮の蛇行が東海沖に達した場合、海面水位上昇が発生する可能性がある」と警告。04年8月には大蛇行の影響とみられる海面水位上昇が紀伊半島東岸から東海地方にかけて観測されていた。【気象庁】

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