【ドイツ】2005.05.24 発表
ドイツ航空宇宙センター(DLR)は、5月24日、研究報告書「地中海地域のための太陽熱発電」を発表した。これは、連邦環境省の支援を受けて、地中海地域の他の研究所とともに実施したもの。
地中海地域では、今世紀半ばまでに、化石燃料によるエネルギー供給を削減するため、太陽熱発電が主要な役割を果たすとまとめられている。また、地中海地域と中東地域における26カ国の電力需要は、2050年までに3倍になるという。その電力需要をまかなうためにこのまま化石燃料を利用すると、2050年には、年間のCO2排出量は、現在の7億7000万トンから20億トンに上昇するという。しかし、再生可能エネルギーの活用により、この排出量は、4億7500万トンにまで削減できるという。さらに、ドイツとこれらの地域のパートナーシップは、両者に利益をもたらすことを指摘している。ドイツの産業界は、ノウハウを提供することにより利益を得、これらの地域は、持続可能なエネルギー供給を築くことができる。【ドイツ連邦環境省】
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