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【気象庁】2005.06.16 発表

04年の地球全体と日本のオゾン層状況報告書まとまる

 気象庁は2004年の地球全体と日本のオゾン層の状況をまとめた「オゾン層観測報告:2004」を05年6月16日までにまとめた。
 地球全体のオゾン層の長期的な傾向としては、低緯度地域を除いてオゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)の減少傾向が継続して確認されており、特に南北両半球の高緯度域の春季観測でその傾向が顕著。日本国内でも高緯度の春季を中心にオゾン全量減少傾向が認められるという。
 04年の観測結果でも、(1)南半球中緯度で1年を通してオゾン全量が少なかったこと、(2)04年12月以降北半球高緯度地域の成層圏で、オゾンの化学的破壊を促進する低気温状態が続き、05年2~3月にカナダ中部から北欧、シベリア付近にかけ、広域でオゾン減少が確認されたこと−−などが報告されている。
 一方、04年の南極上空のオゾンホールが過去10年の中では3番目に小規模にとどまったことについては、「04年9月以降の南極域上空の気温が高かったため」と説明されている。
 なお気象庁は、成層圏に存在するオゾン破壊物質の総量は現在ピークかそれに近い状態が続いていると指摘。「現時点でオゾン層に回復の兆しが現れているとは判断できず、今後ともオゾン層保護対策を推進する必要がある」と注意を促している。【気象庁】

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