【オランダ】2005.05.31 発表
オランダで、ユニークなNOx排出権取引制度が6月1日からスタートした。NOxは、酸性化やスモッグの原因となる。EU全体の枠組みの下、オランダはNOx排出量の削減に合意しており、オランダの2010年のNOx排出上限値は26万トンとされている。
排出権取引制度は、NOxを大量に排出している企業を対象とした、NOx排出削減のための新しいツールである。企業が排出権取引に参加するためには、オランダ排出当局(NEA)から排出許可を受ける必要がある。各企業は、エネルギー消費量に応じて、NOx排出権を得ることができる。全体で、約260社が参加する予定である。
毎年の終わり、各企業は、発生したNOx量と同じ量の排出権を獲得していなければならない。排出割当量を超えるNOxを発生させた場合、企業は自ら排出削減策を講じることもできるし、あるいは、排出権取引制度を通じて、他の企業から余った排出権を購入することもできる。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)
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