【農林水産省】2005.06.17 発表
有機農産物の認定生産行程管理者である農事組合法人石本農場(広島県北広島町)への任意調査の結果、同農場が不適切なコマツナに有機農産物の格付表示を付していたことが確認されたため、農林水産省は平成17年6月17日付けで同農場に対し、JAS法規定に基づく改善を命じた。
JAS法では農林水産大臣により登録された登録認定機関が農家や生産者組合を生産行程管理者として認定し、認定された農家・生産者組合が農産物のJAS規格への適合度を格付けし、JASマークの貼付けを行うことになっている。
石本農場は認定対象になっていないほ場で生産されたコマツナに有機農産物の格付表示をつけて販売していた。
なお今回の農林水産省による具体的な改善命令は(1)原因を究明し、格付表示実施体制の見直しなど再発防止策を実施すること、(2)17年7月19日までに登録認定機関から改善措置実施について確認を受け、17年7月26日までに農林水産大臣あてに報告すること、(3)改善措置実施が登録認定機関の確認を受けるまでの期間中、格付業務を停止すること−−が主な内容。【農林水産省】
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