【アメリカ】2005.06.03 発表
EPAは6月3日、最新技術を用いたポータブルの測定機器を利用して、実際に高速道路を走行するディーゼルトラックやバスから排出される炭化水素、CO、NOx、粒子状物質を、より正確かつ安価に測定する試験プログラムを公表した。
従来の試験では、エンジンをトラックから外し、研究室で試験を行う必要があった。このような手続は手間がかかり、高価で、また正確性も高くなかった。今回の新しいプログラムでは、測定機器をエンジンに装着し、車両を使用しながら測定を行うことができるようになる。
このプログラムは、EPAとカリフォルニア州大気資源委員会、およびディーゼル・エンジンの製造業者との協力によるものであり、トラックやバスを保有する事業者または個人からボランティアを募り、6月よりパイロット・プログラムを実施する予定である。このプログラムは、2007年モデルのディーゼルトラックから、全国レベルに拡大される。
また、EPAは、車両からの排出物質の試験手続を、今回の最新の測定技術を反映したものに修正し、併せてすべてのエンジンに関する統一的な、試験に係る要求事項を設ける予定である。【EPA】
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