【原子力安全・保安院】2005.06.24 発表
平成17年6月24日午後4時頃、核燃料物質の在庫確認を行っていた関西電力(株)高浜原発3号機(福井県高浜町)で、原子炉内の中性子の量を測定する小型検出器の先端部が行方不明になっていることが判明し、同社は同日午後6時45分頃に、文部科学省にこの件を通報した。
この小型検出器先端部は、16年7月6日に前回の在庫確認を行った際には保管されていることが確認されていたという。先端部には、濃縮ウラン1.7ミリグラムが密封されているため、紛失事故のINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)による評価は関西電力(株)美浜3号機2次系配管破損事故などと同じ「レベル1(逸脱)」に相当する。
通報を受けた文部科学省は関電に、徹底的に調査を行うよう指導するとともに、6月25日にの職員を派遣し調査状況の確認を行った。【文部科学省】
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/06/05062901.htm
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