【原子力安全・保安院】2005.07.08 発表
調整運転中だった中国電力(株)島根原発1号機(沸騰水型軽水炉、定格電気出力46万キロワット)で平成17年7月6日14時24分、原子炉格納容器(ドライウェル)の圧力抑制室内に設置されていた真空破壊弁8弁のうち1つの全閉が確認できない状態となったため、中電は同日17時30分から原子炉を手動停止し、点検を行うことにした。
真空破壊弁は一次系配管破断などが起こった場合に、発生蒸気が凝縮し原子炉格納容器が外圧によって変形することを防止するために設置されている弁。
中電が手動停止後に、この弁を目視点検したところでは、弁の全閉表示用マイクロスイッチの一部が折損していることが確認された。
なお、本事象による外部への放射性物質の影響はないという。【原子力安全・保安院】
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