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【文部科学省】2005.07.07 発表

高浜原発3号機の検出器紛失 17年4月以降発生の廃棄物からは発見されず

 関西電力(株)高浜原発3号機(福井県高浜町)で、原子炉内の中性子の量を測定する小型検出器の先端部が行方不明になっている件で、文部科学省は関電から同省に報告された対応状況の内容を平成17年7月7日開催の原子力安全委員会に報告した。
 この小型検出器の先端部には、濃縮ウラン1.7ミリグラムが密封されているため、紛失事故のINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)による評価は関西電力(株)美浜3号機2次系配管破損事故などと同じ「レベル1(逸脱)」に相当する。
 関電では小型検出器が行方不明であることが判明した17年6月24日から7月7日まで、3号機の放射線管理区域全域と17年4月以降発生の不燃性廃棄物ドラム缶について調査を行ったが、これまで検出器は発見されていない。関電では改めて16年7月から17年3月までに発生した廃棄物の調査を行うとしている。
 なお、関電からの報告を受けた文部科学省は、関電に対し調査の更なる徹底と本質的な原因究明、再発防止対策の実施を指示。また今後、関電に対して核燃料物質の管理を厳しく指導するとしている。【文部科学省】

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