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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2005.06.29 発表

在来種林・原生林の保護を 林政の中心に

 「在来種林・原生林は、イングランドの森林政策の中心となるべき課題」・・・ジム・ナイト大臣(政務次官)は、6月29日に「イングランドの在来種林・原生林に関する政策方針」を発表する際に、こう述べた。今回の方針は、在来種林、原生林を林政の中心に据えるもので、林業活動の重点を大幅に変えるものとなる。この方針は、環境・食糧・地方省とイングランド森林委員会が共同で策定した。
 同大臣は、イングランドでは、在来種林・原生林が林地の半分近くを占め、希少な野生生物の生息地となっていること、また、教育やレクリエーションの場となり、硬材や再生可能資源を提供する源となっていることを指摘。新たな方針では、林地の減少や林地に迫る危機に対処することを最大の課題とし、また、簡単な手入れを実施することも盛り込まれている と述べた。さらに、鳥のような視点から林地全体を見渡し、最適な管理方法を決定する「全体的なランドスケープ」という見方が重要だ という認識が示されているという。政策方針では、政策の主要な原則に加え、今後数年間の事業を支え、その枠組みを示すような、一連の戦略目標も示されている。
 ここで示された政策は、森林委員会が中心となり、他の省庁や公共機関、団体の協力を得ながら、実現していく予定である。同大臣は、私有林所有者との協力の重要性も指摘した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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