【気象庁】2005.07.22 発表
2005年6月の世界の月平均地上気温の平年値との差が6月の気温としては統計を開始した1880年以来最も高いプラス0.64度となっていたことが05年7月22日の気象庁の発表で判明した。
地域的には、日本からインド東部にかけての地域、マレーシアからインドネシアにかけての地域、ヨーロッパ西部からモロッコにかけての地域、北米東部および南米北部の気温が特に平年より高く、このうちアジア南部やヨーロッパ西部では熱波で多数の死亡者が出たという情報も伝えられている。
6月の世界の月平均地上気温は、長期的には100年でプラス0.6℃の割合で上昇しており、とりわけ1990年代以降に高温記録が頻出している。また、2001年後半からは対流圏の気温や海面水温も高い状態が続いている。
気象庁ではこれらの現象の要因を、地球温暖化の影響に、数年~数十年規模の気温の変動が重なったとみている。【気象庁】
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