【ドイツ】2005.07.15 発表
ドイツ連邦環境省は、7月15日、広報誌「ドイツの自然風景」を発行した。ドイツ国内の15の国立公園、14の生物圏保全地域、93の自然公園が紹介されている。
この冊子では、さらに、ハルツ地域でのオオヤマネコの保護やエルベ川でのサケの再繁殖など、これまでに成功した自然保護プロジェクト事例も示されている。また、2005年初めに発表された研究の結果である、自然保護が地域にもたらす経済効果の事例も紹介している。例えば、国立公園を訪れる観光客によって、ミューリッツ国立公園については2004年、1340万ユーロ(18億900万円)の収益、アルトミュールタル自然公園では2070万ユーロ(27億9450万円)、ホーヘアフレミング自然公園では620万ユーロ(8億3700万円)の収益が記録されたという。
トリッティン環境大臣は、「この冊子は、人々を自然発見ツアーに招待するためのもの。紹介されている全ての地域で、ハイキングや自転車ツアー、カヌーツアーなどが体験でき、自然や風景を楽しめる」と語っている。【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/pressemitteilungen_ab_01012005/pm/35756.php
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