【農林水産省】2005.07.29 発表
茨城県水海道市の養鶏場で弱毒性の高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された件に関連して、同県茨城町の内田養鶏場で新たにH5亜型A型インフルエンザウイルス(注1)に対する抗体陽性が確認され、茨城県は平成17年7月29日、内田養鶏場に全飼養鶏11万5,700羽(成鶏9万4,900羽,育成中のひな2万800羽)の殺処分を命じるとともに,同養鶏場を中心とした半径5キロメートルの範囲を移動制限区域として設定した。
今回の処分は農林水産省の家きん疾病小委員会の委員から、「抗体が確認された養鶏場にはウイルスが存在している可能性があり、その飼養鶏は疑似患畜として早期に処分することが望ましい」、「内田養鶏場を中心とした半径5キロメートル以内を新たに移動制限区域を設定し、当面飼養鶏の移動を制限すべき」との意見が出たことを踏まえたもの。
(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1~15の15型、NではN1~9の9型が知られている。【農林水産省】
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