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【厚生労働省】2005.07.29 発表

アスベストによる労災認定事例があった234事業場を公表

 厚生労働省は平成17年7月29日、就業中にアスベスト(石綿)にさらされたことが原因で肺がんや中皮腫を発症したとして、11年度から16年度までに労災認定を受けた531人が働いていた事業場のリストを公表した。
 リストの公表は、過去に石綿を製造したり、取り扱っていた事業所の従業員や周辺住民にアスベストによるとみられる健康被害が多発していることが複数企業から公表され、アスベストによる健康被害について国民の不安が高まっていることを踏まえたもの。
 これまでに公表した事業所でアスベストに関係する業務に従事した経験がある人への注意喚起や、周辺住民への情報提供を目的としている。
 実際に公表されたのは531人が働いていた383事業場中、裏付け調査が完了した234事業場。各事業所について、労災の対象になった作業の内容、肺がん、中皮種別の労災認定件数、アスベストを扱っていた期間が明らかにされている。
 なお業種別に見ると製造業が48.6%、建設業が43.9%を占め、さらに製造業の中では、船舶製造業(修理業を含む)や窯業・土石製品製造業の順で労災認定された事業場数が多かった。
 同省では今後、現在裏付け調査を継続している95事業場の調査結果や10年度以前に労災認定が行われたケースに関して、引き続き調査結果をまとめ、順次公表を行う方針。【厚生労働省】

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