【アメリカ】2005.07.20 発表
EPAは、パーフルオロオクタン酸(PFOA)の潜在的な健康影響を理解するための取り組みの一環として、PFOA製造業者との間で、フルオロポリマー(フッ素重合体)およびフルオロテロマーによって処理された製品の焼却が、環境中のPFOAの発生源となるか、試験を行うことに合意した。試験に当たっては、フルオロポリマー製造業者グループ(デュポン社など)がスポンサーとなる。
PFOAは、フルオロポリマー(焦げ付き防止やさび付き防止のため、表面の加工などに用いられる物質)の製造に用いられる補助剤。また、カーペットや紙、布などの耐水性、耐汚性、耐油性加工に用いられるフルオロテロマーが分解した場合にも、PFOAが発生する。
EPAは、PFOAの発生源、暴露経路、潜在的なリスクについて判断し、ヒトの健康と環境の保護のため、いかなる自主的または規制的措置が必要か決定するため、情報を収集すべく、産業界等との協力を進めている。今回、EPAと製造業者との間で合意された協定も、こうした取組みの一環となるものである。【EPA】
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