【厚生労働省】2005.08.12 発表
厚生労働省は、平成17年8月22日午後1時から、兵庫県尼崎市の尼崎市中小企業センターで、アスベスト(石綿)による健康障害について臨時の健康相談を実施することにした。
尼崎は、今回のアスベスト問題の発端となったクボタ旧神崎工場があった場所で、環境省が17年8月12日に公表した、事業所外の一般環境を通じたばく露が原因と思われるアスベスト健康被害の相談件数も、全国の中で突出して多かった。
今回の健康相談は、アスベストを扱っていた事業所の労働者や周辺住民の健康不安を解消することが目的で、相談の後、独立行政法人労働者健康福祉機構神戸労災病院副院長の大西一男氏が石綿による健康影響について講演を行う。
なお厚生労働省では、尼崎の他に、11~16年度にアスベストによる中皮腫や肺がんの労災認定件数が10件以上あった神奈川、岐阜、大阪、奈良、岡山、佐賀−−の6労働局管内でも、8月中に同様の健康相談を実施する方針。
また、石綿による労災認定が1件でもあった事業場が存在する都道府県労働局については、月1~2回集中相談日を設けて、独立行政法人労働者健康福祉機構都道府県産業保健推進センターで健康相談を実施していく。【厚生労働省】
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