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[海外エコニュース一覧]

【アメリカ】2005.08.01 発表

EPA 家庭等で使用される水銀含有機器の管理に関する最終規則を公表

 水銀を含有する機器をユニバーサル廃棄物(*)とする最終規則が公表された。
 これまで、家庭および中小企業から排出される、水銀を含有する機器は、有害廃棄物としての規制がなされていなかった。新たな規則は、こうした機器がリサイクル用に適切に収集され、あるいは許可を受けた施設において処分されることを確保するものである。水銀を含有する機器としては、事業所や病院、家庭で使用される体温計、気圧計、水銀スイッチなどがある。
 今回の最終規則では、既にユニバーサル廃棄物に指定されているサーモスタットに対する管理基準と同様の基準が課せられる。このシステムでは、これらの廃棄物を、市町村の一般廃棄物から取り出して、有害廃棄物処理システムに入れ込むための回収プログラムを創設するよう、地方自治体、コミュニティおよび小売御者に促すこととなる。廃棄物の発生者、回収者および輸送者に対する記録保管、貯蔵および輸送に係る要求事項は軽減される。ただし、最終処分およびリサイクルに係る、連邦の厳格な有害廃棄物管理の要求事項に変化はない。EPAは、水銀を含有する機器を扱う1900の発生者(総量で年間約550トン)が、本規則の対象となるものと推測している。
 なお、既に、ユニバーサル廃棄物として処理されているものとしては、電池、サーモスタット、蛍光灯などがある。【EPA】
 
訳注:ユニバーサル廃棄物とは、有害廃棄物のうち、広く一般的に発生する性格のもので、資源保全回復法(RCRA)規則の下で指定される。RCRA法に基づく通常の有害廃棄物規制よりも、簡素化されたシステムで、処理される。

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