イギリス環境・食糧・地方省は、8月11日、イングランドの道路騒音マップを公表した。この地図は、主要道路周辺及び20の主要都市（ブリストル、リバプールなど）について、騒音レベルを示すものである。イギリス政府は、道路や線路、飛行場、産業用地からの騒音をマッピングする予定だが、今回、策定された地図は、その主要な部分となる。
　同省のブラッドショー大臣は、道路騒音マップの策定を歓迎し、「こうしたマップを数多く策定することで、政府、地方自治体、都市計画関係者及び市民が、騒音レベルについて理解を深め、高いレベルの騒音にさらされる人々を減らすために効果的な取組みを進めるよう支援できる」と述べた。
　イングランドの騒音マッピング事業は、国の騒音戦略を策定するための最初のステップである。騒音マッピング事業は、騒音の影響が生じている地域、影響を受けている人口、騒音源を特定するものであり、事業の成果は、経済、社会、環境の観点から評価される。その後、必要な対策、最終的な戦略について合意される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】