【環境省】2005.08.30 発表
環境省と農林水産省は遺伝子組換え生物を環境中への拡散防止策をとらないで使用する(カルタヘナ法の第1種使用に該当する)事例の承認申請が4件提出されたことから、これらの事例の承認について平成17年9月29日まで意見募集を実施することにした。
カルタヘナ法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。
今回、意見募集を行う事例は日本モンサント(株)から申請された(1)除草剤グリホサートへの耐性を持つトウモロコシ、(2)除草剤グルホシネートへの耐性とチョウ目害虫抵抗性を持つトウモロコシ、デュポン(株)から申請された(3)除草剤グルホシネートへの耐性とチョウ目害虫抵抗性を持つトウモロコシ、(4)チョウ目害虫抵抗性、コウチュウ目害虫抵抗性、除草剤グルホシネート耐性を持つトウモロコシ。
学識経験者からの意見聴取の結果では、いずれも生物多様性への影響がないとされており、環境省と農林水産省では今回の意見募集結果で問題がみつからなければ、基本的に使用を承認する方針。
意見は郵送、FAX、電子メール(または専用の意見募集フォーム)により受付けている。【環境省】
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