【環境省】2005.08.29 発表
中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会の浄化槽専門委員会は平成17年8月29日開催の委員会で、浄化槽からの放流水の水質基準案などを含む、浄化槽施策の方向性に関する中間とりまとめをまとめた。
浄化槽専門委員会は、18年2月1日から施行される浄化槽法の改正内容を踏まえ、省令に定めることが委ねられた浄化槽からの放流水の水質基準などの事項、浄化槽の維持管理業務の今後の方向性、その他浄化槽に関する諸課題を検討するため、17年4月に設置された委員会。
この中間とりまとめでは、浄化槽からの放流水の水質基準案を「BOD1リットルにつき20ミリグラム以下、BOD除去率は90%以上」として提言するとともに、設置後の水質検査の検査時期前倒しなどの技術的事項について見解や今後の課題を整理。
また、今後浄化槽に関する施策の中で取り組むべき課題として、従来のペースでは約27年間かかると推計される既設単独処理浄化槽から浄化槽への転換早期化、浄化槽の機能や適正な維持管理に関する普及啓発促進、浄化槽汚泥の処理体制確保、浄化槽の海外普及−−などが必要だと指摘している。
なお、環境省はこの中間取りまとめを踏まえ、浄化槽法改正に伴う省令改正など必要な措置を講じる予定。【環境省】
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6316
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