【内閣府】2005.09.01 発表
内閣府食品安全委員会は、組換え微生物を利用して製造された添加物「α−アミラーゼLE399」の食品健康影響評価案をまとめ、この案について平成17年9月28日17時(必着)まで意見募集を行うことにした。
α−アミラーゼは人間の唾液中にも含まれるでん粉分解酵素で、食品産業では加工助剤としてでん粉の液化などに利用されている。今回評価が行われた「α−アミラーゼLE399」はバチルス属のα−アミラーゼ遺伝子に改変を加え、同じバチルス属の宿主に導入することにより、アミラーゼの分解能力を高めたもの。
同委員会では評価にあたって、「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物の安全性評価基準」に基づき、宿主の安全性、ベクター、挿入DNAの内容、組換え方法、組換えの結果できた組換え体のアレルギー誘発性、添加物としての安全性などを検討。
今回の評価案では「ヒトの健康を損なうおそれはない」と結論した。
意見は郵送、FAX、意見提出ホームページで受付けている。【内閣府 食品安全委員会】
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