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【原子力安全・保安院】2005.09.02 発表

宮城県沖地震で女川原発に想定以上の揺れ 保安院が東北電力に詳細分析要請

 平成17年9月2日付けで東北電力(株)から発表された、女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町・石巻市)の宮城県沖地震の際の観測データの中に、設計時に想定した以上の揺れがあったことを示す内容が含まれていたことを踏まえ、原子力安全・保安院は同日、東北電力に対し、(1)女川原発各号機の耐震安全性の詳細評価、(2)設計時に想定した以上の揺れが記録された詳細な分析・評価−−を提出するよう、改めて東北電力に要請した。
 女川原子力発電所は17年8月16日の地震発生時に通常運転を行っていたが、地震の影響により同日11時46分に1号機、2号機、3号機が自動停止した。
 東北電力の発表では、岩盤表面で観測された地震動による加速度応答スペクトル(設備にどのような揺れを生じさせるかをグラフに示したもの)を周期ごとに算定したところ、周期0.05秒付近の揺れの大きさが、設計上の限界として想定している「基準地震動S2」を超えていたほか、周期0.02~0.1秒、0.4秒付近でも過去の地震から算定した「基準地震動S1」を超えた部分があったとしている。
 ただし、女川1・2・3号機の原子炉建屋で観測された地盤の揺れの大きさから算定した加速度応答スペクトルでは、屋上を除き、全周期についてによる基準地震動S2応答スペクトルを下回っていたとされているほか、地震発生後の各設備の巡視点検、安全機能確認の結果でも、安全上問題となる被害はなかったとされている。【原子力安全・保安院】

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