【農林水産省】2005.09.12 発表
農林水産省は平成17年9月12日、有機農産物の認定生産行程管理者である(株)黄金崎農場について、認定生産行程管理者の認定取消に相当する不適正な格付を行っていたことが判明したとして、同社の認定取消しに関する聴聞を開催することにし、12日付の官報にも公示した。
JAS法では農林水産大臣により登録された登録認定機関が農家や生産者組合を生産行程管理者として認定し、認定された農家・生産者組合が農産物のJAS規格への適合度を格付けし、JASマークの貼付けを行うことになっている。
黄金崎農場では(1)有機農産物のJAS規格による格付を行っていない小麦と大豆に有機JASマークを付けて販売していたほか、(2)農薬(有機ほ場への使用が認められているもの)の使用を生産行程管理記録に記載していない、(3)実際に作付けしていない馬鈴薯の生産行程管理記録を作成していた、(4)有機JAS規格で使用禁止している資材の有機ほ場での使用したことを登録認定機関に報告していなかった−−などさまざまな違反が判明している。
今回の聴聞は17年9月27日午前10時から11時30分まで、東京・霞ヶ関の農林水産省会議室で実施される予定。【農林水産省】
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