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【環境省】2005.09.12 発表

広島県・大久野島で発見された不審物から旧日本軍の毒ガス成分検出

 環境省は平成17年9月12日、広島県竹原市の大久野島で発見された、不審物20点を調査した結果、12点から旧日本軍の毒ガス成分や毒ガス成分由来と見られる有機ヒ素化合物が検出されたと発表した。
 大久野島は、日本陸軍が毒ガス製造のための施設「忠海兵器製造所」を建設した島。
 この不審物は市民団体「毒ガス島歴史研究所」が9年9月頃から16年12月頃にかけて大久野島で発見したものとして、同省に提供していたもの。
 20点のうち8点からは、毒ガス成分や毒ガス由来と見られる有機ヒ素化合物がほとんど検出されなかったが、12点からはジフェニルアルシン酸、フェニルアルソン酸など毒ガス成分に関わる有機ヒ素化合物を検出。同省は「毒ガス弾の一種・あか筒の一部、または部品である可能性がある」との推定結果をまとめた。ただしこれらの毒ガス成分の濃度は低いため、「すでに活性は失われている」との判断を付け加えている。
 なお今回の結果を受け、環境省は今後、大久野島来島者に「不審物を発見した場合には、触らずに自然保護事務所またはビジターセンターに連絡する」よう呼びかける方針。また関係機関と協力して海岸などのパトロールを今後も続けていく。【環境省】

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