【林野庁】2005.10.13 発表
(独)森林総合研究所が中核機関となって平成16年度から実施されている、森林が人に与える生理的効果についての研究の中で、森林浴により、人のナチュラルキラー(NK)細胞が放出する3種類の抗がんタンパク質がいずれも増加することが世界で初めて明らかになった。
この研究は日本医科大学衛生学公衆衛生学担当の李卿(り・けい)氏らがまとめたもの。
東京都内大手企業に勤める37~55才の男性社員12名に、長野県飯山市にある3つの森林遊歩道に3日間滞在してもらい、森林浴を行ってもらったところ、1日目で26.5%、2日目で52.6%NK活性の増強がみられたという。
李卿氏は、森林浴がヒトのNK細胞数・細胞内の抗がんタンパク質を増加させ、NK活性が増強したと結論している。
NK活性は、免疫系を担いガン細胞を攻撃するNK細胞の働きの強さを示す指標。【林野庁】
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-10gatu/1013sinrinyoku.html
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