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【水産庁】2005.10.17 発表

05年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査 釧路沖での沿岸域調査が終了

 2005年9月7日から開始された2005年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査のうち、釧路沖での沿岸域調査が05年10月12日までに終了した。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンククジラの系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が行われている。
 釧路沖での鯨類捕獲調査は、北海道釧路市を中心とした半径50マイル以内の海域を対象とする調査で02年、04年に続き今回が3回目の調査。標本採集船4隻がミンククジラ60頭を捕獲し、餌生物調査などを実施した。
 ミンククジラの捕獲調査船による総発見数は147群148頭で、分布は当初、04年と同じく沖合7~30マイル付近にかけて薄く広がっていたが、10月に入って近海域への来遊が増加した。
 また捕獲したクジラの胃の内容物はオキアミ、スケトウダラ、カタクチイワシなど多彩で、これまでとは異なり10月に入ってもサンマが突出して餌となることはなかった。
 水産庁では今後も釧路沖や春の三陸沖での調査研究を継続し、ミンククジラの摂餌回遊生態、捕食が漁業に与える影響についての分析を進めていく方針でこれらの調査成果は06年の第58回IWC科学委員会で発表する予定。【水産庁】

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