２００５年１１月２１・２２日の両日、新潟市の朱鷺メッセで、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク（ＥＡＮＥＴ）に関する第７回政府間会合が開催される。　
　ＥＡＮＥＴはアジア各国が参加している酸性雨観測のネットワークで、各国が共通の手法で酸性雨のモニタリングを行うことにより、酸性雨の現状について各国間の情報・意識の共有化を図り、その科学的基盤に立ち、国際協調の下での酸性雨対策につなげていくことを目的にしている。
　今回の会議は、ＥＡＮＥＴに資金拠出を行うための基盤となる文書について議論を開始するという内容の「決定案」、酸性雨に関するこれまでの科学的知見を整理した「政策決定者向け報告書案」、今後５年間にＥＡＮＥＴとして進めるべき越境大気汚染に関する「調査研究計画案」などが検討される。
　また特に２１日１７時からは、日本の小池百合子環境大臣、ＵＮＥＰのテプファー事務局長、カンボジアのコン・サムニョン環境副大臣、ラオスのサコン・チャルンヴォン環境副大臣などの高官が参加。東アジアの酸性雨問題やＥＡＮＥＴの今後の方向性について意見交換を行う。【環境省】